新社会人の皆さん!
よく耳にする「出社」と「出勤」。
実は意味が異なることをご存知でしたか?
間違った理解で上司・先輩などからの指示をご認識してしまうと、、、もしかしたら大変なことになってしまうかもしれません。
「出社・出勤」 「退社・退勤」
この言葉の違いがわかりますか?
上司の皆さんは新入社員に正しく語句の意味を説明できますか?
今回はこの言葉の違いについてご説明します^^
出社、出勤それぞれの意味と違い
出社
出社というのは会社に仕事をしに行くという意味でありますので、会社でない場所で仕事をする場合は、一般的に「出社」という言葉は使いません。
会社で仕事をする場合は「出社」と言ってもよいです。
いわば会社に赴く行為というわけですね。
出勤
広義な意味において、仕事に務める、仕事をすることを指しています。
携わっている仕事を開始するときや、現在仕事をしていることを示す際に使用されます。
要するにプライベートな時間でなく「仕事をしている時間」ということを意味しています。
例えば、仕事関連の外出や出張した際の移動時間も「出勤」ということなります。
仕事をしているのであれば、オフィス内でなく外出先や自宅などでも「出勤」扱いになります。
出社と出勤の違いは仕事を伴うかどうか。
出社に関しては会社に出ていれば出社になりますので、仕事をしてようがしてまいが関係ありません。
一方出勤は仕事自体をする行為。
つまり出社してても仕事していなければ出勤にはなりません。
休日に会社へ忘れ物を取りに行くなどは、出社だけど出勤ではない良い例ですね。
ここで大事なのは世のサラリーマンは多少前後あったとしても多くが9時頃から18時頃の定時勤務となっていますよね。
この時間は出勤時間です。
出社ではありません!
何が言いたいかわかりますか・・・?
そう、9時に出社したのでは勤務開始ができない、いわば遅刻と同じなんです。
9時から勤務が開始(出勤)されることが求められています。
仮にあなたが9時ちょうどに出社して先輩・上司から遅刻に関して注意を受けたとします。
きっと出社出勤の意味を知らなければ「ちゃんと9時に会社来てるじゃん!」と思うかもしれません。
ただそれは間違い。
この記事を読んだあなたであれば、もう意味は理解できることでしょう。
退社、退勤それぞれの意味との違い
退社
退社とは、「社(会社)」を「退(しりぞく)」と言う意味になります。
ここで要注意!
実は「退職」である会社を辞めたという意味と「退勤」である今日の業務を終了したと言う意味の両方を持ちます。
そのため「退社致しました」や「すでに退社しております」だけではどちらともとれてしまいます。
退社と言う言葉を使い対応する場合には前後の言葉でその意味を相手にはっきりと伝える必要があります。
「本日は退社致しました」であれば、今日の業務を終了し会社を出ていると言う意味になります。
一方、「3月末に退社しております」であれば、3月末で会社を辞めた意味になります。
ゆえに「退社」という言葉を使うときは相手に意味合いをはっきりと伝えることが大切です!!
退勤
退勤とは、勤務状態から離れる意味です。
つまり、仕事を終えた意味を持ちます。
もう一つポイント!!
取引先企業から電話がかかってきた場合・・・
つなぐ相手がお昼休憩でいないとき・・・
この時に「先程、退勤致しました。〇時に戻る予定です」と表現するのはNG!
退勤は勤務状態から放れることを表すのでこの場合は「ただいま席を外しております。〇時に戻る予定です」と言うとよいですね^^
もちろん、定時になり業務を終えて帰った場合に「先程、退勤致しました」であれば問題ありませんよ。
出社、出勤、退社、退勤が良く分かる例文を紹介
出社
何時に会社に来るのかを明確に表しているのでわかりやすいと思います。
本日、〇〇は10時に出社する予定です。
出勤
勤務状態が何時から始まるのか明確に表しているのでわかりやすいと思います。
いつも9時に出勤します。
退社
いつ!!いつの出来事を表すのかを必ずつけましょう。(先に説明しています☆)
本日、〇〇は退社しました。
昨年の三月で〇〇は退社しました。
退勤
勤務状態が何時に終了したことを明確に表しているのでわかりやすいと思います。
18時で業務は終了し退勤しました。
新人が気を付けるべきはそれぞれどっち?
どちらも表現の方法のポイントを押さえてほしいところです!!
しかし、出勤・退勤は業務開始時刻、終了時刻となるのでよく確認しましょう。
勤怠管理をする場合はこの時刻が大切です。
この時刻より遅い出勤、早い退勤はルール違反となります!!
まとめ
今回は「出社・出勤」 「退社・退勤」の違いについてご説明しました。
日本語は難しいですよね・・・( ノД`)
しかし、正しく理解することはビジネスマンとして大切ですよ☆