新社会人の皆さん!
これから新社会人としてデビューする皆さん!
職場での業務の一環として『お茶くみ』をしている方はいますか?
時代は変わり、『お茶くみ』が業務の一環としては減少しつつあるかと思いますが・・・
まだ、継続している企業もあるようです。
筆者は新入社員時代にお茶くみを朝一の業務として行っていたうちの一人です。
しかし、今考えれば少しおかしい業務な気もします・・・
あの時はこのカップは〇〇さんの!とか暗記までさせられましたからね~
一昔前の話ですが・・・苦笑
今回はこの『お茶くみ』の指示がパワハラやセクハラにならないのか!?ということをリサーチしてみました!!
法律の観点からの見解や、皆さんの「やれ」と言われたエピソードも紹介いたします♪
ご自身のシチュエーションと照らし合わせてご覧ください!
お茶くみはパワハラに当たるのか?
パワハラというより男女雇用均等法の観点からNGになるようです!!
厚生労働省の男女雇用機会均等法のQ&Aページにこのような記載があります。
「男性社員は忙しいので、お茶くみや掃除等の雑用は女性社員に任せていますが、何か問題はあるでしょうか?」
という質問に対して、
「男性労働者は通常の業務のみに従事させ、女性労働者についてのみ通常の業務に加えてお茶くみ・掃除等を行わせることは均等法に違反します」
という回答が。
逆に、男性が性差を感じてしまうのが「事務職」に就こうとするとき。
実際に、「Yahoo! 知恵袋」などにも「男性で事務員になるのは難しいのでしょうか?」といった質問が多数寄せられています。
こちらも同じ質問が均等法Q&Aで取り扱われており、
「男女を募集の対象としているにも関わらず、採用の対象を一方の性に限ることは均等法に違反します」
とのことです。
ようするに性差はダメ!!ということです!
お茶をくむことは誰でもできますよね?
手が空いている人が必要に応じた対応できればよいと筆者は考えます(⌒∇⌒)
女性にばかりやらせてたらセクハラでは?
『お茶くみ』を任せられた女性社員がセクハラと感じたらセクハラに当たります。
セクハラというのは性的な言動により当事者が不快に感じること。
スケベな発言やボディタッチばかりに目が向けられがちですが、「女性だから」という理由で意にそぐわない作業を強要されるのは立派なセクハラに当たります。
先の記載にもあるように男女雇用危機均等法に違反する恐れもあります。
新入社員に『お茶くみ』をやらせたいなら、男性にもやらせるとよいですね。
そうすると、みんな受ける新人の社員教育にできそうです^^
法律的に新入社員ばかりにお茶くみさせるのはあり?
社員教育の一環でお茶を出すときのマナーや来客応対時のマナーを学ばせるために『お茶くみ』をさせることは違反ではありません。
しかしながら、教育の一環から逸脱し、その業務ばかりをやり続けさせてりするのは法律違反になる場合もあります。
わが国には「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」という法律があります。
その中の4条には以下の記載があります。
国は、第1条第1項の目的を達成するため、前条に規定する基本的理念に従つて、次に掲げる事項について、必要な施策を総合的に講じなければならない。
つまり労働者のために国やらなければいけない取り組み事項を設けているわけですね。
で、その取り組み事項の中には、
職場における労働者の就業環境を害する言動に起因する問題の解決を促進するために必要な施策を充実すること。
と明記されています。
つまりパワハラのことです。
教育の範疇を超えた雑事の強要は、法律でもしっかりと規制されているわけですね。
教育の一環としてのカリキュラム書などを作って新入社員に見せてあげると、誤解を招くことを防げると考えられます^^
皆の非さんな”やれといわれたエピソード”紹介
SNS上にはこのような書き込みがありました!
「いまだに私は朝・昼・夕の3回お茶汲みしています。」
「就職して20年以上になるが、未だにお茶を入れています。」
「個人的に社員内でのお茶汲みは廃止すべきと思う。自分のことぐらい自分でして下さい。」
「前職のIT会社の新入社員時代、朝は30分早く来て、昼休みは30分早く切り上げて全社員のお茶汲み。注意点として全社員分の好みが書かれた紙を見ながら、飲み物の種類、ミルク・砂糖の有無/量、茶っ葉の種類/濃度に分けて入れる必要があって、思い返せば完全に頭おかしい。」
「お茶持ってこい」って言われて、お茶持って行ったら、「コーヒーって意味やろがい!」って怒られた僕の話を聞いてください。
なんて、悲しいエピソードも見つけました( ノД`)シクシク…
20年以上もお茶くみを担当されている方もいらっしゃるのですね。
そして、好みまで気を付けないといけないなんて・・・(´;ω;`)ウッ…
このように、お茶くみが慣習として続いている企業もあるようですね・・・( ノД`)シクシク…
皆さまのシチュエーションはいかがでしょうか?
もちろん「お茶くみばかり」という状況は改善すべきと思いますが、中には自分よりも悲惨な環境で苦労されている方もいらっしゃることも、知っておいていただけたらと思います。
まとめ
今回は『お茶くみ』指示がパワハラやセクハラに該当しないのかについてご紹介しました。
一昔前の習慣かと思いましたが、今も意外と続いているようですね・・・(;’∀’)
マナー研修の一環として行われることはよいですが、それ以外は法律に違反する場合がありますので、皆さん、要注意ですよ!!