新入社員の皆さん、お仕事の調子はいかがでしょうか?
入社後に先輩や上司からOJT研修を受けている方が多いと思います。
OJTとは「On-the-Job Training」の略で、職場での実践を通じて業務知識を身につける育成手法のことです。
経験豊富な上司や先輩が、実際の業務を題材に知識や技術を計画的に伝えることで、研修やマニュアルだけではなかなか実践につながらない知識・スキルを身につけることができるのが大きな特長です。
しかし、OJTを受けていて、「放置されている・・・」、「仕事を見ているだけではわからない・・・」という声があがることがあります。
今回は効率的にOJTで学んだことを業務に生かすためにどうしたらよいのかご紹介します。
OJTを有意義な時間にできるのはあなた次第です!
OJT・OFFJTとは何か?
OJTとは「On-the-Job Training」の略で、職場での実践を通じて業務知識を身につける育成手法のことです
OFFJTとは「Off-The-Job Training」の略で、実務現場からは外れて、学ぶことに特化した教育訓練です。
例えば、講師による講義や、座学といった研修を指し、集合研修の形が取られる場合が多いようです。
一般的にこの2つの研修を組み合わせて新入社員には研修が行われているようです。
OJTの進め方とは?
OJTは4つの手順「Show・Tell・Do・Check」を意識して進められます。
また、訓練を繰り返すと効果的になることが特徴です。
この手順とは、「4段階職業指導法」といわれ、「Show」「Tell」「Do」「Check」の4つです。
「Show」
トレーナー(上司や先輩)が手本を示して、仕事の手順や方法を伝えます。
現場で実施するため、実務で伝えられる点が特徴です。
「Tell」
口頭などで仕事の方法を説明することです。
手本を示すだけでは伝わりにくいような仕事のコツや注意すべき点、背景などを説明します。
新入社員の皆さんはここでメモを取ることを忘れずにしましょう。
そうすることで実際の作業と注意点などが結び付きやすくなり、研修の効果がアップします。
「Do」
新入社員に仕事をさせてみます。
実際に作業をして学ぶことができる大切な工程です。
作業後はフィードバックを行うので、あなた自身も作業をしてみて
何がわからないのか?
どうしたらよいのか?
など疑問、質問を整理しておきましょう。
「Check」
仕事をさせてみた様子をチェックし、それをもとに評価や改善点を伝えます。
先の作業中に整理しておいた疑問、質問をしましょう。
ここのパートですべて解決することが理想ですが、再度確認をしてわからない点があれば質問をするようにしましょう。
OJTが放置となる原因は?
ただ、OJTを受けるだけでは「放置」されていると感じることがあると思います。
例えば、現場に行ってただ見ているだけでは何を学んだらよいのかわかりませんよね?
OJTは計画的に行われることが大切です。
もし、上司や先輩から計画書の提示がない場合は何のどのような作業の見学をするのか。
自分はこの作業のどの部分が担当なのか。などを予め質問しておくとよいです。
正しいOJTはどのようなものか?OJTが成功する秘訣は?
OJTが成功するためには教育する側、教育を受ける側のどちらも準備を怠らないことが成功の秘訣です。
教育をする側は教育方法がよいか?フィードバックするポイントは何かなど、具体的に計画書を作成しておくとよいです。
また、教育を受ける側の新入社員の皆さんは、計画書を読み込み、「自分が何をするのか」「何を学ぶのか」など事前に把握しておきましょう。
もし、予習をすることができるのであれば、予習をすると成功率が格段に上がります!
まとめ
今回は効率的にOJTで学んだことを業務に生かすためにどうしたらよいのかご紹介しました。
OJTを有意義な時間にできるのはあなた次第です!
ただ学ぶではなく、積極的に学ぶ姿勢が大切です。
また、OJTの計画書を事前にもらうことができるのであれば、予習をしておくとより学びが深まります☆