靴磨きの重要性をご存知でしょうか?
身だしなみは足元からと言われています。
欧米では、シャツやスーツ、アクセサリよりもまず靴にお金をかけろと言われるほど。
いくら高い派手なスーツに身を包んでも、靴がボロボロだとしたら台無しです。
逆に高価なシャツやスーツではなくとも、ピッカピカに磨かれた靴を履いているとそれだけでちゃんとした人っぽく見えてしまうから不思議ですね。
今回は新社会人、新入社員、若手と呼ばれる方々に向けて、靴磨きの簡単なやり方を紹介します。
但し靴磨きもやれば良いというものではありません。
やりすぎるとどうなってしまうのでしょうか?
適切な頻度についてもご紹介します。
この記事を読んで実践すれば、あなたの社会人レベルは確実にアップしますよ!
初めての靴磨き!簡単なやり方を紹介
まずは全体像から見ていきましょう。
まず初めての方は、ざっくりこの4ステップを覚えましょう。
ステップ1,2は汚れを落とす工程、ステップ3,4は靴をきれいにする工程となります。
ブラッシング
ブラッシングでは、専用のブラシで行います。
あくまでここでの目的は表面についた砂ぼこり等を落とすことです。
強くこすっても意味はありませんし、逆に革を痛めてしまうことになります。
ポイントは”優しく“そして”多方向から“です。
この多方向からというのは実践すると驚くと思います。
様々な方向からブラシをかけてあげると、靴についた多少の傷であれば消えて見えなくなってしまうのです。
是非試してみてください☆
革の部分とソールの部分の継ぎ目は汚れが溜まりやすいポイント。
忘れずに優しく掻き出してあげてくださいね。
汚れ落とし
専用の靴クリーナーをクロスに沁み込ませ、優しくなでていきます。
ここでもあまり強くし過ぎると表面を傷つけてしまう恐れが。
気を付けましょう!
この工程でいかに丁寧にやるかで、この後の工程の良しあしが決まってきます。
可能な限りまんべんなく全体的に汚れを落としてあげてください。
磨き上げ
ここからは靴をきれいにしてあげる工程です。
ステップ1、2の工程で大体の表面の汚れは落ちたかと思います。
が、この段階ではクリーナーによる革の水分量が場所によってまちまちになってしまっていることでしょう。
全体をクロスを使って優しく磨いていきます。
それにより全体的に鞣された良好な状態にすることが出来ます。
筆者としては、この工程が最も時間がかかり、かつ大切な工程だと思っています。
上手に磨き上げられるとこの段階では靴の光沢がなくなり、少しくすんだような状態になるかと思います。
その形が正解です!
安心して次のステップへ進みましょう。
クリーム剤の塗布
磨き上げも終わり、光沢のなくなった靴はいわばノーメイクの状態です。
最後にここにクリームを塗ることで、またピカピカな靴に生まれ変わります。
ここでのポイントは偏りができないように出来るだけ均一に行うこと。
と言っても初めてだと中々難しいことでしょう。
その場合は磨き上げの要領でクロスを色々な方向から当てて優しく擦ってあげると、全体がなじんで均一になっていきます。
おすすめの靴磨きグッズ
ここでは筆者が利用したことのある商品を紹介したいと思います。
KIWI シューシャインキット
筆者が「靴磨きをやろう!」と思い立って初めて購入したセットです。
一通りのセットが揃っており、かつ値段も良心的。
使っている間は特に不便を感じませんでした。
今となってはこの後紹介するJEWELシューケアボックスの方を初心者におすすめしますが、比べなければKIWIでも問題ないと思いますよ!
JEWEL シューケアボックス
現在筆者が使っているセットです。
KIWIに比べ若干価格は上がりますが、質としてはかなり素晴らしいです。
特にブラシを使ったときの使いやすさは驚きます。
KIWIでは馬毛ブラシが入っていないのですが、この馬毛ブラシで最初の工程のほこり落としをすることで靴へのダメージを防げ、後々の工程でもその出来が変わってきます。
クリームもとても柔らかいので、より均一にしやすいものとなっています。
適切な頻度とは?やりすぎるとどうなっちゃうの?
靴磨きの頻度について紹介します。
筆者の経験上ですが、1~2週間に1回汚れ落とし(ステップ1~2)、1~2か月に1回クリーム塗布(ステップ1~4)で十分かと思います。
もちろん特別「汚れたなぁ」なんてときは臨時の汚れ落としを追加していただいて大丈夫です。
あくまで目安ということで。
靴磨きの失敗例としてよくあるのが、、、
- 磨きすぎ、こすりすぎ
- クリーム塗り過ぎ
この2つだと思います。
1に関しては頻繁に汚れ落としをやりすぎてしまうと、靴の表面を傷つけてしまいます。
そうなるといくら頑張って磨いても艶が出なくなってきてしまい、あのピカピカの靴というのが再現できなくなってしまいます。
2に関しては初心者にありがちなのですが、表面がベタベタになるまで塗ってしまうことがあります。
ステップ2でしっかりと古いクリームを落としてあげるのも重要ですが、頻度としてもあまり頻繁にやることはおすすめしません。
表面がベタベタになると、かえって汚れが付きやすくなり、その分汚れ落としの頻度があがり、、、という負のループに陥ります。
せっかく靴磨きをやっているのに、やりすぎると逆に綺麗な状態に保てなくなってしまうんですね。
靴磨きをプロにやってもらうと料金は?どこで出来る?
「そんな自分じゃうまくできないよ~」という方必見!?
プロにやってもらうと料金はどのくらいかかるのか?
そんな疑問をお持ちの方もおられるかも?
調べてみました~。
基本的な靴磨きでは安いところでは500円から、だいたい1000円前後の値段設定にしているところが多いみたいですね。
特別なコーティング剤を使ったりだとか、重度な汚れ・塩吹きなどが見られる場合は3000円~5000円程度かかるようです。
また東京などでたまに見る路上の靴磨きは少し割高な様子。
通常の靴磨きで4000円前後の料金を取られるところもあるようです。
作業時間は10分以内と短時間で、さっとやってもらうには良いですね。
で、その靴磨きはどこでやってもらえるのか?
良く駅やデパートなどに入っている時計の電池交換や靴の修理を行ってくれるカウンター、こちらでやってくれることが多いようです
中には専門店としてお店を構えているところもあります。
また、靴磨きの世界は意外と奥が深く、「靴磨き日本選手権大会」なる大会も催されるほど。
こちらに出場されたり賞を獲得されるレベルの職人さんも各地でお店を構えておられます。
値段もその分割高ではありますが、出来上がりはとても素晴らしいようです。
こだわりの一足を是非プロの職人に!とお思いの方は、そちらへ出かけてみるのも良いかもしれません。
(ただし著名な職人さんは引っ張りだこでなかなか予約がとれないんだとか)
靴磨きのプロについて紹介してまいりましたが、当サイトでは是非ご自身で靴磨きをされることをおすすめします。
靴を磨いている間はその靴と向き合う大切な時間。
靴に愛着が湧き、余計に靴を大切に使用と思う心が育まれます。
そうなると自然と普段から靴に気を遣うようになり、はたから見れば「あの人いつもきれいな靴履いてるわぁ」とイメージアップにつながります。
このイメージアップは、社会人のステータスとしてはとても大事なもの。
繰り返しますが身だしなみは足元から。
是非靴美人という称号を手に入れましょう♪
まとめ
今回は新社会人には靴磨きをしてほしい!ということで執筆させていただきました。
靴磨きの簡単4ステップを紹介。
初心者向けおすすめグッズの紹介。
靴磨きの適切な頻度、やりすぎるとどうなる?
たまにはプロに頼むのも良いかも?
というポイントを紹介させていただきました。
是非玄関に転がっているあなたの相棒を、この機会に元気にしてあげてください☆
最後までお読みいただきありがとうございました。