近頃は、以前より「人間関係が希薄化している」というような話を聞いたことがありますか?
職場のみならず、近所や友人との関係も希薄化しているそうです。
このようなデータがあります。近所付き合いが希薄化していると、厚生労働省は厚生労働白書の中で、毎年の統計数値として報告を上げているのです。
では、どうして近所付き合いが希薄化しているのでしょうか?
今回は「人間関係の希薄化」の原因について調べましたのでご紹介します。
近頃の日本は人間関係が希薄化している!?
様々な原因がありますが、近年、「人間関係の希薄化」が進んでいます。
以前は都市部に見られる現象でしたが、最近では地方でも同じように見られるようになってきました。
そもそも、ご近所付き合いって必要でしょうか?
- 昔はお隣さんの子供を預かって一緒に面倒を見ていた。
- お隣さんからお裾分けをもらった。
など近所での付き合いがありましたが、今はどうでしょう?
お隣にどんな人が住んでいるか知っていますか?見ず知らずの人に自分の子供を預けることができますか?
また、生活スタイルの変化が見られ、共働き世代が増加し、それぞれの家庭で生活リズムが異なるようになり、このようなご近所付き合いが出来なくなったことも要因と考えられているようです。
人間関係が希薄化している原因
では、「人間関係が希薄化している」原因は何でしょうか?
詳しく見ていきましょう。
- 単身者の増加
- 共働き世帯の増加
- 賃貸物件住まい者の増加
上記の3つが原因として考えられます。
未婚率の増加により単身者が増加。
それにともない賃貸物件に住む人が増加しています。
これらの人達は分譲物件に住んでいる人達より近所とのコミュニケーションがとりにくいのではないでしょうか?
また、単身世帯にはコミュニケーションがとりにくい方もいるようです。(趣味などを通してコミュニケーションができる場合もあります。しかし、近所付き合いは難しいかと感じます。)
また、先にも少し書きましたが、共働き世代の増加でそれぞれの家庭の生活リズムがあるので周囲とコミュニケーションをとる余裕がないという方もいるようです。
人間関係の希薄化するとどうしていけないのか?
差し当たり、日常生活で大きな問題はないと考えられますが、災害時を考えてみて下さい。
災害時は皆で協力をする必要があります。
見ず知らずの他人と協力することは難しいですよね?
会ったら挨拶をするなど、最低限のコミュニケーションはとっておいたほうがよいでしょう。
また、近所付き合いの希薄化で子供の虐待に気がつかなかったり、単身高齢者の孤独死などの問題も起こっています。
「周りの人を大切に」して人間関係の希薄化を解消しよう
日常生活を送るうえで差し当たって大きな問題はないかもしれません。
しかし、自分だけではなく、周囲に少しでもよいので気を配るようにしてみて下さい。
「今日もお隣の子供たちが学校に行ったなー」、「今日も赤ちゃんの笑い声が聞こえるなー」など何気ない日常を感じ「周りを大切にして」人間関係が希薄化しすぎないようにしてみて下さい。
あなたのその優しさで救われる命があるかもしれませんし、あなた自身が救われるかもしれません。
まとめ
今回は「人間関係の希薄化」の原因について調べましたのでご紹介しました。
あなたのほんの少しの優しさや気配りで人間関係の希薄化が進むことを抑えることができます。
人間は皆、一人では生きられません。
煩わしい人間関係が嫌、誰かに干渉されたくないと思う人もいるかもしれません。
それでも、あなたが困った時に助けてくれるのは人間です。
少しでよいので、優しや気配りを忘れずに生活してみてはいかがでしょうか?