その浪費癖はもしかして病気かも?これを読めば治療や原因が丸分かり!

「あれ?今月こんなにもう使ってた?支払いがヤバい( ;∀;)」

「あとから考えるとこんな服も雑貨もいらないのに、つい買っている…これって病気?」

 

女性に多いこれらの嘆き。

新入社員ともなるとお給料がはいりいい気分になってお金を使う人も多いようです。

 

しかし、所持金は限りあるもの。

かなりの額を稼いでいなければ底をつき、貯金なんて夢のまた夢。

 

今回はそんな浪費癖に注目してみました!

病気なのか?そうだとしたら治療法はあるのか、浪費癖の原因まで調べてみました。

 

これを読めば、自分の浪費癖が病的なのか、その対処法まで知って、夢の貯金生活が送れるかも!?




まずは自分の浪費癖レベルを診断してみよう!チェックリスト紹介♪

自分の浪費癖が病的なのか気になる方も多いはず。

チェックリストで自己診断してみましょう!

 

ちなみに、あとあと、対処法を生かしやすいように系統別にチェックリスト作ってみました~

 

【所持金管理】

◆口座の残高やクレジットカードの支払額を把握していない

◆カードローンやキャッシングを使っている

◆カード明細を見ても内容が思い出せない

 

【所持物管理】

◆人よりいいものを持っていると気分がいい

◆持ち物にブランド品が多く、好きだ

◆買っても使っていないものがたくさんある

◆クローゼットに似たような洋服がたくさんある

 

【行動パターン】

◆用がなくてもコンビニに立ち寄ってしまう

◆ネットショッピングが好きで、いいなと思うとすぐポチっとしている

◆タイムセールや期間限定があると店舗やサイトに立ち寄る

◆スマホアプリなどへよく課金する

◆趣味が多く、いくつものコミュニティに参加している

 

【生活習慣】

◆食事は外食や宅配が多い

◆よくお酒を飲む

◆ギャンブルが趣味

以上の項目のうち、7つ以上の項目に当てはまるようなら、浪費癖が病的に発展しやすい・しているといえるでしょう。

当てはまるものが7つ以下でも、3つ以上当てはまる方は浪費癖になっているので要注意です。

浪費癖の原因と心理状況、なりやすい人の共通する特徴

それでは、浪費癖の原因となるのはどんな心理状況なのですかね。

なりやすい人、はあるのでしょうか。

調べていくと、“浪費”に依存しやすい人格はあるようですよ。

 

◆心の居場所がない

◆過去になんらかのトラウマがある

◆人付き合いがよく、見栄っ張りな性格

◆上昇志向が強く、自己満足度が低い

◆自信家、完璧主義

◆身近な人に金銭的サポートを受けている

◆小さな幸せを見つけることが苦手

以上の項目のいずれかに当てはまる人は要注意です。

お買い物をするときに、こんな思考になってはいませんか?

 

  • 買う行為自体が好き
  • 人間関係のストレスを発散させるように買い物をする
  • 買い物なら孤独や寂しさを紛らわせられる
  • 人に対し劣等感がある、もしくは見栄を張りたい
  • 貯金する気がない、貯金がなくても将来なんとかなる
  • 面倒が嫌い
  • 節約している“つもり”

人格形成の時点で浪費癖の要素を持っていると、より上記のような思考になり、買い物により自己欲求を満たそうと働いてしまうそうです。

 

もちろん、人格は当てはまらなくても、過度なストレスにより、上記のような思考になり、ストレス発散、快感を求めて買い物をし、浪費癖に発展するケースもあります。

 

ここまでに挙げた【人格・思考回路・行動】のリストに自分を当てはめて見つめなおすことが、浪費癖への対処法の第一歩のようですね。

 

浪費癖は病気?依存症との違いや共通点

そもそも【浪費】とは何なのでしょう。

 

金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。「資源を浪費する」「浪費家」

出典:デジタル大辞泉/小学館

 

辞書ではこのような感じですし、浪費を消費と投資と比べたものがこちら。

【投資】買ったものに、払った以上の価値がある

【消費】買ったものに、払った額と同じ価値がある

浪費】買ったものに、払った額以下の価値しかない

そう、浪費は無駄どころかマイナスになるものなのです。

さて、浪費“癖”とは病気なのか。

 

その境目は、日常生活に支障をきたすか、否か

 

多少生活に困ってはいるけど、ぎりぎり他人に迷惑をかけずに生活を送れるというのが“癖”

 

人に迷惑をかけないと自己の生活が破綻するのが“依存症”

 

つまり、日常的に行う浪費が癖であれば楽観的になってよい、という訳ではなく、依存との境界は細い一本の糸の綱渡り状態、と考えたほうがよいでしょう。

 

ここまでやってきたチェックリストに当てはまる“数”に注目しがちですが、癖が依存症に発展しているかどうかは、数ではなく日常生活への支障の度合いなのですね。

 

「後先を考えずに所持金を使い、後日激しく後悔する」というのは、よくあることです。

しかし、こうしたことを何度も繰り返す人は、浪費癖の可能性が大きく、生活が破綻し始めたら、依存へ移行している可能性もあるのです。

 

浪費癖を治す方法と病気の場合の治療方法を紹介

そうとなれば浪費癖をすぐに治していかないと重症化してしまいますね。

 

浪費癖を治すのも、依存症という病気に発展している場合にも働きかけはほぼ同じです。

 

心的ストレスがあまりにひどいケースでは、心療内科に受診し精神を安定させる方法を相談するべきですが…

 

どちらにしても大切な対処法は認知行動療法。

 

こちらの治療法では、

  1. 環境
  2. 行動
  3. 体調
  4. 感情
  5. 考え方(認知)

この5つはすべて影響し合っているとされています。

 

浪費癖や依存症を治したいのなら、以上の5つのどれかにアプローチすることが必要です。

 

そこで最初のチェックリストの系統別で判明した癖の原因に働きかけることで、癖を治す行動変容ができるわけですね。

 

それでは、認知行動療法を頭の片隅に置きながら、癖や依存を治す方法をおさえていきましょう。

断捨離をする

いるものといらないものを把握するための断捨離。

 

この断捨離は半年に1回など、定期的に行うことが大切です。

 

最初はもったいない精神からなかなか捨てられませんが、何回も繰り返すことで持ち物が減り、自分にとって本当に必要な物が見えてきます。

 

そうした断捨離していったものを思い返すことで、お買い物をしているときに自分が“浪費”していないか意識できるのです。

支出額を把握する

何にいくら使ったのかをアプリなどを使って見える状態にする。

 

1カ月の支出額を見ると、自分の癖が客観的にわかります。

 

また、クレジットカードも使いようです。

 

明細を仕上げてくれるので、それ目的で使えるのならよしですが、自分でもいついくら使ったのかはカレンダーにメモするなどしておくとよいでしょう。

 

支出している時の場所、タイミング、モノの種別を知ることで、それらに出くわさないような生活パターンに変えていく必要性がわかってきます。

 

社会福祉協議会の資産管理サービスを利用する

もはや自分の管理では所持金を適正に使えない、という人向けです。

 

各市町村の社会福祉協議会などで行われている事業で、認知症や知的障がい・精神障がいなどにより判断能力が不十分な方が対象となります。

 

地域で自立した生活が送れるように援助し、権利擁護に資することを目的とするもの。

 

具体的には、ご本人との契約に基づいて福祉サービスなどの利用援助や日常的な金銭管理サービス、書類等の預かりサービスといった生活支援を行うものです。

 

買い物以外のストレス解消法を見つける

オススメは体を動かすこと。

コロナ禍でYouTubeにもたくさん筋トレ動画など落ちていますから、室内トレーニングでもOK!

 

体を動かすと余計なことを考えずにすみますし、体が疲れると気持ちよく眠れるので生活リズムも整います。

 

認知行動療法の中にも、“体調”という項目がありましたよね。

心身ともに健康でないと、浪費癖や依存症は発症されやすいものです。

人とつながる

特に寂しさから買い物してしまう人には必要な環境であり行動です。

 

友人とのおしゃべりする時間が、精神的に満たし、買い物をする時間をつぶせ、浪費に走ることを止めてくれます。

 

ただし、依存傾向にある方は、その友人に心理的に依存する可能性もあるので、自分の連絡頻度を把握しておきましょう。

 

カウンセリングを受けてみる

浪費癖が発展し、日常生活に支障をきたす「買い物依存症」の可能性がある人の場合です。

 

衝動買いの欲求が抑えられないため、借金を繰り返し、自己破産してしまうケースもあるので、本当に深刻な病気なのです。

 

そうした買い物依存症は、専門外来やカウンセリングを受けることで、症状を改善できる可能性があります。

 

 

以上のように癖の原因をチェックリストで把握したうえで、対処法を考えていくと、浪費癖、あるいは依存症を改善するのも夢ではないのです。

 

浪費癖が治らなかった場合の最悪のケースを知っておこう

浪費癖が治らない場合=依存症への発展からの人生転落について少し。

 

浪費癖のおおもとには所持するお金があります。

 

お金は湯水のようにはありません。何かしらの対価で成り立つもの。

 

その点を無視し、浪費が常習化していくと、お金はなくなります。

 

しかし世の中は一時的には甘い。

 

「金がなくなれば借りればいい」

 

通常の精神では考え付きませんが、病的レベルともなると、「借金を借金で返す」という発想になるのです。

そうして、お金を貸してくれる人や、会社はないか常に探しはじめます。

常に、ですよ。

 

検索エンジンの履歴は「借金 ブラックリスト 借りれる」「借金 審査通りやすい」で埋め尽くされ、友人関係も家族関係も恋人関係もお金がらみで破綻。

 

借金地獄・破産道が始まり、幸せとは縁遠い孤独な人生を歩むことに。

 

金の切れ目が縁の切れ目とはよくいったものです。

浪費癖が病的になっていくと、人間関係、社会生活などの様々な“縁”を切ることになり、手元には何も残りません。(あるとすれば借金)

 

そのような生活になりそうになっていませんか。

 

おわりに

浪費は何も生まないどころかマイナスにしかならないことをおさえられたでしょうか。

 

浪費癖は簡単には治せませんが、少しの意識、環境や行動を変化させることで解決の糸口が見えるのです。

 

この記事で、浪費癖の悩みが少しでも解決の方向に向かいますように。