新型コロナウイルスの感染拡大により、以前よりはお誘いを受ける機会が減ったかもしれませんが・・・年末のメインイベント「忘年会」!
最近では、「リモート忘年会」とういうのもあるそうです・・・
忘年会シーズンになると毎年憂うつになる方はいらっしゃいますか?
上司や先輩から半ば強制的に参加をするように言われている方もいるようです・・・
これってハラスメントに該当するのでは?実はこのハラスメントは3つあると考えられています。
調査によると
- セクハラ
- パワハラ
- アルハラ
が該当するようです。
今回は「忘年会ハラスメント」の具体的な事例と対策方法について調べましたので、ご紹介します。
忘年会ハラスメントとは?根源は3つのハラスメントに集約される
「忘年会ハラスメント」とは先に紹介した①セクハラ、②パワハラ、③アルハラが該当するようです。
セクハラ
セクシャルハラスメントのことです。
例えば、忘年会において男性社員が女性社員の体に触ったり、性経験などについて聞いたりすることを示します。
パワハラ
身体的な攻撃(暴行・傷害)、精神的な攻撃(脅迫・暴言等)、人間関係からの切り離し(隔離・仲間から外す・無視)、個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)のこと等です。
例えば、「忘年会には全員必ず参加するように!」という参加を強制するような発言はこのパワハラに該当します!
アルハラ
アルコールハラスメントのことです。
例えば、飲酒の強要、イッキ飲ませ、意図的に相手を酔いつぶさせる、飲めない人への配慮を欠くこと、酔ったうえでの迷惑行為。が該当します。
例えば、アルコールが飲めない人に無理やり飲ませるなどがこのアルハラに該当します。
忘年会ハラスメントの具体事例!SNSでの被害報告を調査
では、「忘年会ハラスメントの具体例」をご紹介します。
SNS上には様々な体験談がありました。
時代錯誤なアルコールハラスメント
職場の上司はいつも宴会部長気取りで、若い男性社員達に無理矢理酒を飲ませるなどしてウザがられていました。
また女性社員達に対しても酒が入るとセクハラ質問を繰り返し、嫌われ者でした。
例によって部下が逆らえないのをいいことに、「注がれた酒はすべて飲み干せ!」、「俺の酒が飲めねぇのか!」だの、まるで昭和頃の大学の応援団の飲み会の風景でした。
もう典型的な「忘年会ハラスメント」ですね!
まず、男性社員にパワハラと、アルハラ・・・女性社員にセクハラ!
今時、このような方がいるのかと思うと少し悲しくなります・・・
しかし、この話には続きがあり、無理矢理飲まされていた男性社員がキレて、逆に上司に飲ませてつぶしたそうです・・・
この報復方法もよろしくはありませんが・・・
お互い、お酒の席が楽しめるようになるとよいですね^^
飲めないお酒を飲まされて・・・
私はお酒が飲めない体質です。
飲むと体調が悪くなり、翌日まで影響します。
忘年会で隣に座った部長・・・
「俺と乾杯したお酒はすべて飲み干すのがルールだよ!」と謎のルール・・・
仕方なく飲み干したら、次の日起き上がれず、会社を休みました。
休んだら「飲みすぎて休むなんてありえない!」と言われる始末・・・
「お酒が飲めない体質です。」とあの時言ったのに・・・
最悪ですね・・・
謎のルールによりお酒を飲むことを強要していますのでアルハラに該当します。
この方は事前にご自身の体質について伝えてあるにも関わらず、この始末です・・・
パワハラにも該当すると考えられます。
ここ最近の若者たちの傾向・・・
「忘年会ハラスメント」について調査していると、#忘年会スルーのハッシュタグがついた投稿を多く見つけることができました。
職場の飲み会は「つまらない」、「役に立たない」、「楽しくない」にも関わらず、大切な「時間」と「お金」を費やすことに対する不満や疑問の声が多く挙がっているようです。
先に紹介したような「忘年会ハラスメント」があれば、ますます若者たちは飲み会を犬猿するのではないでしょうか?
しかし、忘年会や新年会などは社員同士のコミュニケーションを深めるにはよい機会となる場合もあります。
最近では、会社の経費で実施したり、ランチタイムや勤務時間内に社員同士のコミュニケーションを深めるような取り組みをしたりする企業も出てきているようです^^
こういった取り組みで、皆が気持ちよく、交流をすることができる場を提供していくことを企業や個人として考えていくことが大切なのではないでしょうか?
「忘年会」
「一年の色々を労う場」であるのなら尚更!!
「一緒に飲んで解り合える環境」よりも
「現場で解り合えるような環境」を作ってくださいっっ!!
上記は筆者が見つけたツイッターでのつぶやきです!!
まさにその通り!!
皆で考えていくべきことなのではないでしょうか?
忘年会ハラスメントを受けたときに出来る対策とは?
では、もしあなたやあなたの同僚が「忘年会ハラスメント」を受けた時はどうしたらよいでしょうか?
対策をご紹介します。
セクハラ編
もし、あなたの体に触れてきたら、まずは「NO!」とはっきり言いましょう。
はっきりと自分の意思を伝えることが大切です。
それでもだめなら、ストールなどで足などをしっかりと隠しましょう。
また、スカートよりパンツスタイルで参加することをオススメします。
「NO!」なんて言えない・・・
そんな時は化粧室へ行きましょう。
そして、幹事や周りの信頼できる人たちへそのことを伝えて下さい。
また、もしあなたの同僚がセクハラを受けていたら、一緒に化粧室へ行き、この場から離れ、自分たちが不快な思いをしていることを行動で示して下さい。
そして幹事などに伝えて下さい。
パワハラ編
言い返せればよいのですが、難しいですよね・・・
可能なら、スマホの録音機能で録音し、後日、企業側に証拠を提出し、しかるべき措置をしていただきましょう。
アルハラ編
「じゃあ、一緒に同じ量だけ飲みましょう!」なんて、強気なことが言えればよいのですが、難しいですよね・・・
距離を置けるなら化粧室などへ行きその場をやり過ごし、上記と同じようにスマホの録音機能で録音し、後日、企業側に証拠を提出し、しかるべき措置をしていただきましょう。
また、波風が立たない方法として、お酒に強い人に代わりに飲んでもらうのも対策の1つです。
来年の忘年会ハラスメントを回避する裏技、予防方法
毎年、「忘年会」はやってきます。来年の「忘年会ハラスメント」を防ぐための裏技や予防法を考えてみました。(※新型コロナウイルスの感染拡大により、忘年会自体が中止になる場合もあります。)
幹事になる
幹事になって席配置などすべて決めてしまいましょう。
例えば、アルハラ上司の近くには酒豪を座らせる(本人の了解を得てから)などの席配置を自分で考えてみて下さい。
オンライン開催にする
オンラインだと飲まされたり、体に触られることはありませんよね?
飲み物も自分で用意できるのでウイスキーに見えるウーロン茶でその場をやり過ごすことも可能です。
参加しない
可能なら、参加しないのが1番です!
「実家に帰る。」など何か理由があれば使える方法です。
まとめ
今回は「忘年会ハラスメント」の具体的な事例と対策方法についてご紹介しました。
忘年会のみならず、飲み会は社員同士のコミュニケーションの場として上手く活用できればよいのですが、難しい場合も多いようです。
今の若者たちは「一緒に飲んで解り合える環境」よりも「現場で解り合えるような環境」を作ってほしい!!というのが望みなのではないでしょうか?
これを機会に「忘年会」などの飲み会についてもう一度企業内で検討してみるのもよいのかなと感じます。
大切なのは皆が楽しく、充実して仕事ができる環境を整えることではないのでしょうか?