自分のコミュニケーション能力に自信がある方ってなかなかいないと思います。
コミュニケーション能力向上を目的とした講座が各地で盛り上がるほど、社会人になるとより意識するコミュ力。
職場でかかる人間関係によるストレスからはなるべく解放されたいですよね。
そこで今回はコミュ力向上できるコツを探ってみました!
これを読めばコミュニケーションが円滑に、人間関係もより良い方向にいくこと間違いなしですよ☆
コミュニケーションが円滑になる法則とコツ
コミュニケーションが円滑にいかない“個性”を考えたことはありますか?
コミュ障には大きく分けて2つ種類があり、「自身がない」人と「人に関心がない」人。
ダウナー系とかアッパー系とかいうやつです。
ここから考えるに、コミュニケーション能力が円滑にいく法則があるのでは、と。
考えてみました。
法則1:自分が話さなければ、という意識はないほうが良い
これはどちらのコミュ障にも当てはまると思うのです。
自身がないなら、「自信をもって話す自分」という理想は持たないことです。
気負わないで話す。それが解決の糸口。聞き役でいいじゃあないですか。
人に興味がない、自分がしゃべりたい!しゃべらなくては!という人は、逆にそれがコミュニケーションの障害になっていることを自覚しましょう。
あなたが話さなくても、いや、話さないで聞き役にいたほうがコミュニケーションは円滑になる場はたくさんあるのです。まずは人の話を聞いてから自分がしゃべりましょう。
2種類のコミュ障に関連するのは、「聞き役になること」これが相手の安心を得る大切な方法なのです。
法則2:人に関心をもつ
これ、一番大事なこと。
しかし、コミュ障の人は、自分がコミュニケーションをとることに意識が行き過ぎて、目の前の人を“視ていない”という状況がしばしば生まれるのです。
ダウナー系でもアッパー系でも同じです。
相手の話し方や趣味、目線やしぐさに興味をもち、どんな人なのだろう、何を考え、信条としているのだろうと疑問をもって相手と対話してみるのです。
最初のうちはなかなか相手に興味を持ちつつ会話するのなんて大変、と感じるでしょうが、よく見るのはしぐさや見た目でもいいのです。
この意識があるだけで、少なくとも目線が相手にあいます。
コミュ障の人はなかなか目を合わせにくいという言われ方もありますよね。
目なんて見なくていいのです。
ある一定の距離間で相手のしぐさなどを観察していると、相手からは「目を合わせられている」と思われますので。
それだけで、信頼関係の土台ができていきます。
まずは関心を持ちましょう。
法則3:対話は気楽に行う
最後にすべての会話において大切にしたいのは“気楽”という心持です。
リアクションがうすいとコミュニケーションに益々自信を失うときありますよね。
いいんですよ、リアクションが薄くても。
薄いのを感じて、「話を変えたほうがいい」という思考に至ればコミュニケーションとしてはOK!
大切なのは、相手の心情をくみ取ること。
先読みして会話していくのは高度なことかもしれないのですが、相手のリアクションに合わせて、会話内容や自分のリアクションの仕方を変更していくのはやりやすいかと。
なるべく、気負わないで会話することこそ、相手が少しでもリラックスして会話してくれる糸口になります。
これら3つの法則というか意識がより良いコミュニケーションにつながると考えます。
次に、具体的な方法=コツをご紹介。法則を実行に移せる方法をそろえてみました!
コツ1:ミラーリングを使う
コツ2:バックトラッキングを使う
コツ3:会話のスピードを合わせる
コツ4:相手の呼吸に合わせる
コツ1:ミラーリングを使う
鏡で映し出しているかのように、体の使い方を相手のしぐさに合わせていくテクニックです。
信頼関係が築けている人(例えば家族など)とは、自然としぐさや身振りが似てくるという原理があるそうです。
これを利用して、対話相手としぐさを合わせることで、身近な存在であるという状態をつくり出す=信頼を得やすくするのが、ミラーリングの目的です。
ただし、相手のしぐさに合わせると言っても、すぐさま同じような行動をとることは避けましょう。
不信感や違和感を持たれる可能性があります。
自然に、相手が発言し終わって自分の発言のターンがきた!と思ったら、同じしぐさをとってみるとか、相槌に合わせて動いてみるとかおススメです。
コツ2:バックトラッキングを使う
相手の言葉を繰り返す方法で、よりおススメなのは、相手の話を要約して返す方法ですね。
要約して繰り返す部分には、相手の述べた「事実」と「感情」の両方を入れます。
そうすることで、相手は自分の話した内容とともに共感を得られていると安心感を得て、気楽に話すことができるのです。
コツ3:会話のスピードを合わせる
会話のスピードやリズム、声のトーンなど、相手の状態に合わせるペーシングという技術があります。
この方法により、相手と自分の会話が、上手く重なり合い、2人の間に心理的な一体感が生まれます。
結果、相手は安心してあなたと話すことができるのです。
コツ4:相手の呼吸を合わせる
見た目から読み取る呼吸に合わせるという方法です。
胸の動きや息づかいを感じてみましょう。
そうするとコツ3に挙げたペーシングという技術につなげやすくなります。
また、ミラーリングも使いやすくなりますよ。
このように、さりげない呼吸合わせやペーシングは相手に「なんだか心地いい会話をできる」と信頼感、安心感を得やすくなるのでおススメです!
いろいろお試しください♪
自分はコミュニケーションがうまくできている?確認の為のチェックポイント
さてコミュニケーション力向上のための法則やらコツやら得ても、どうなればコミュニケーションはうまくいっていると判断できるのでしょうか?
わかりやすくチェックポイントを挙げてみました!
- 相手の意見を尊重して相手主体で会話が広がっている
- 相手を見下す発言をしていない
- 目が合っている
- 相手と笑う、悩む、などの感情の起伏がほぼ一致している
- 自分は笑えている
- 自分は姿勢がいい
- 自分は話すときにハキハキと目を見て話せている
- 自分はミラーリングやペーシングで相手に合わせている
- 自分は相槌を返し、話題を掘り下げると相手が話に乗ってくる
相手の反応がすべてとは思いますが、前述したように、リアクションが薄いからコミュニケーションがうまくいっていないとは思わないほうがよいです。
リアクションが薄いのは、あなた自身に興味がなくなったとは限りません。
単に、その会話に興味がなかっただけかもしれません。
気楽に、気にせずに違う話題やリアクションで切り抜けましょう。
コミュニケーションを円滑に進ませるためには、そういったリアクションの薄さへの敏感さも大変重要になってくるので、否定はしません。
しかし、敏感すぎるとかえってコミュニケーションを難しく考えてしまいがち。気楽に、が実行できなくなります。
なので、コミュニケーションは気楽に考え、上記のチェックポイントを意識していけばOK!
相手との関係性に興味をもち、うまくいかなかったな、と反省したら次回へは持ち込まないことです。
自分に「コミュ障」のレッテルを貼るとなかなか良い行動には移せません。
自分の行動の見直しだけで、凹むのはなしにしていくとよいのかもしれませんね。
コミュ力向上で得られるメリット
コミュニケーションをとれなくたって生きていける!一人でも生きていける!と思う人。
それは間違いと言い切れませんが、少なからず損をします。
ここではコミュニケーション力を向上させることでのメリットを紹介したいと思います。
メリット1:お互いへの理解を深められる
コミュニケーション力がよい=気持ちが伝わる、ということ。
女性と男性でよくあるのは、「言わなくてもわかってよ」「言ってくれなきゃわからない」という問題ですよね。
本当に、言葉にしないと分からないことはたくさんあります。
ましてや赤の他人、初対面であればなおさらです。
きちんとコミュニケーションをとれていないと、自分の伝えたいことの半分どころか正反対の意思で相手に受け取られてしまう恐れがあります。
それって、せっかく会話していたのに損じゃないですか?
コミュニケーションがうまくいくことで、「気持ちのすれ違い」が生じるのを食い止められるというメリットは大きいと思います。
メリット2:仕事の連携が取れて作業効率がアップする
仕事上のお付き合いでのコミュニケーションがうまくとれると、連携が取れて作業を分担しやすくなります。
コミュニケーション能力は仕事をうまく回すための手段とも言えるのです。
作業効率も自分の仕事のしやすさも格段にアップ。
これは会社での自分の立場が安定するための大きなメリットといえるでしょう。
メリット3:相手との信頼関係が構築する
円滑なコミュニケーションによりお互いの気持ちが伝わるというのは前述しました。
そこから発展するのは“信頼関係”。
この信頼関係は心の平穏にはとくに重要になってきます。
お互いの気持ちが伝わっていると、相手がどのような人間かが分かってくるので「こういう時はこう言ってくれるだろう」という予測ができます。
こうした、あらかじめ相手の反応が予測が出来ていると一緒にいて楽であり、安心感が持てます。
この安心感は信頼関係につながり、心地の良いコミュニケーションができる相手を得ることができるのです。
おわりに
コミュニケーション力の向上について、法則やコツ、うまくできているかチェックポイントなど考えていくと、すべてはメリットである「安心感がある存在を得る」という自分の得につながることがわかってきました。
安心感がある相手=信頼関係にある状態に持っていくためには、やはり自分のコミュニケーションにおける努力が必要なのです。
そんなに必死に頑張らなくてももともと波長の合う人は世の中にいるとは思います。
しかしそれほど多くはないので、波長をすり合わせてコミュニケーションをとる方法をとって、自分が生きやすくする必要があるのですね。
皆さんのコミュニケーション能力の向上に少しでもお役立てれば幸いです。